胡蝶の夢
胡蝶の夢
私の知らないところで起きた事も 私の目の前で起きた事も
全ては偶然にすぎなくて 何の意味も持たない
目を開ける事を忘れてしまうような 深く冷たい暗闇の中
聞こえてくるのは卑猥な言葉と 私を責める声だけ

貴方の見る青と私の見る青が 同じ青だと証明出来ないように
名もない情緒を理解しあう事なんて 孤独さえも癒せない
順境を生きる罪悪感のような 優しい偽善で世界はまわっている
心配する事なんて何もない 全ては私の妄想の生け贄

晴れた日の朝はキレイすぎて 夢か現実かわからなくなる
どうか私を幻想にしないで こっち見ないで良いからそばにいて

鮮やかな時間の引力に 救済される言葉を探してる
見える言葉を伝えるなんて 何の意味もないのに
白々しいほどの激しい光 生々しい影に目を閉じる
心が喉に突き上げる 何て穏やかな闇だろう

晴れた日の朝はキレイすぎて 夢か現実かわからなくなる
どうか私を幻想にしないで こっち見ないで良いからそばにいて

晴れた日の朝はキレイすぎて このまま終わりにしたいと感じる
貴方の夢に私がいるのか 私の夢に貴方がいるのか
晴れた日の朝はキレイすぎて 夢か現実かわからなくなる
どうか私を幻想にしないで こっち見ないで良いからそばにいて 
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