青息吐息
血は汚れて巡る

俯瞰で見えていた 残酷な景色
夢から覚めたら 思い出せなかった

浮かんで見えていた 歪んだ人の心
現実を侵せば みんな死んじゃうけど

ゆっくりゆっくり この景色を加工して
誤魔化し誤魔化し 記憶を塗り替える

さりげなく誰かが 鳴らした口笛
その悲しい詩だけが 福音に聞こえるから

焦点の合わない 音に耳を傾ける
敵か味方か判断するように

私の血は汚れていて カタルシスを得る資格なんて 持ってないよ
私に情けをかけるなら 繋がれたこの手と手さえも 離していいよ

凛とした空気に 忍び込む夕暮れ
過ぎ去ることあっても 夢に見るだろえか
吸って吐けば 冷める愛情だとか
社会が世界に はみ出してくように

こわばるだけの身体を 動かす精神力なんて 持ってないよ
何も出来ず立ち尽くしていた 私のこの身体は 忘れていいよ
私の血は汚れていて カタルシスを得る資格なんて 持ってないよ
私に情けをかけるなら 繋がれたこの手と手さえも 離していいよ

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