冷たい爪
冷たい爪

明るくちぎれてる その腕を拾い
赤い空を 白い鳩と 飛んで揺れて

ああ 花知ってるか?
もう 虚ろっていく
彷魔が刻 追に

悲痛に満ち溢れ 振り絞る声を
君は笑う 腕を振るう 全て 捨てて

ああ 舞い散る石灰
もう 広がって善く
丑三つ時 裂いた

ああ 病みと一つになるときに
花が一輪咲いて 枯れた



ああ もしも優しくなれたらとか
もう 涙が枯れていく そして更に
夢は 永遠の絶望を産んで枯れた花が土に 還る
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